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『艦船図鑑動画』第４６回です。今回は、重桜（日本）所属 加賀型戦艦２番艦の土佐を投稿しました。
戦艦時代の加賀の熱血さと空母に改装後の加賀さんのクールさを合わせた感じの加賀さんの妹である彼女は、姉とは違って戦争を経験していませんでした。正確に言うと、完成前に処分されたからです。
長門型戦艦を中心としていた『八八艦隊計画』を考えていた重桜軍は、加賀型戦艦の２隻を建造を開始しました。攻撃力は、長門型が搭載している主砲４１センチ砲４基８門を加賀型は５基１０門に増やして搭載し、速力を上げる為に新式機関を取り付けて、９１０００馬力を出せるようにしました。
その後、 １９２１年１月上旬の『ワシントン会議』では、加賀型姉妹の航空母艦化を重桜は提案しますが、翌年の１９２２年２月５日の『ワシントン海軍軍縮条約』が締結されて土佐の建造が中止になり、残りの主砲塔を取り外されて『対馬要塞』等の要塞に送られました。そして、土佐は１９２４年６月頃から砲撃や魚雷等の攻撃に耐えられる防御装甲強化、九一式徹甲弾の効果の研究に使われる兵器実験に使用されました。
１９２５年には土佐と加賀さんの廃棄処分が決定されて、同年２月２日に戦艦『摂津』に曳航されながら呉港を出港して同月６日に佐伯港に入港し、仮搭載物を撤去及び自沈用発火装置を搭載しました。準備が終わると、天候の悪化から２日後の８日に佐伯港を出港して、２月９日に高知県の『沖の島』西方約１０海里で自沈処分されました。
姉と一緒に空母化又は完成した戦艦として戦場で活躍する筈だったのに、軍縮条約で処分される運命になった事は、土佐にとってはこれ以上にない屈辱だったかも知れませんね。ちなみに、空母化される予定だった天城型戦艦の内、１番艦の天城さんは同年の９月３日の『関東大震災』で大破して、処分されたため、処分予定だった加賀さんは天城型２番艦の赤城さんと一緒に空母に改造されました。
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