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【艦これMMD】大和でSoleil

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ある者は言った「人生は笑う様に出来ている」
 その言葉の意味は十人十色であり、不幸もあれば幸福なものもある。
 だが、幸福とは「エゴ」と言う事を忘れてはいけない。

  この世界は何をもって出来ているのか。この物語の主人公である「柳井 啓」という少年と「井波 筈木」という少女はふと思った。柳井は、普段から本を読み、友人と言った関係をあまり持とうとしない少年であった。

  井波という少女は彼とは逆に、いつも複数のグループの中で和気あいあいとしている真逆の性格の少女だった。性格も人間関係も何もかもが違う。対の存在の彼らは自分達の存在にも気が付いてはいないだろう。

  エゴを共通のものとし、様々な感情を1つのものとして考え続け、感情をアクセサリーの様に身に纏って、好きなものを嫌いと言って、嫌いなものを好きと言葉にして、自分を他人、他人を自分と、様々な物事を自分の本来の感情とは逆のものとして捉える。愛ある世界

  一方で少年は感情を1つのものとしてみる事はせず、自分に素直に生き続けてきた。自分の感情は自分の為、そして人々の感情は人々のもの、共有はすれど、強制はしない。自分は自分、他人は他人、そうすれば全てを自分で決める事が出来る。愛のない世界

 自分に素直にされないのは不幸な事だろうか。自分に素直になれるのは幸福な事だろうか。笑顔を不幸と例える少年は目を背ける。「お前はロボットか…」表情を変えない事を不幸と例え笑う。「私は自分に素直に生きている」

 自分に素直に生きる事…自分に嘘をつき生きる事…彼らの考え方は大きく違った。そんな彼らが共通の考えを持ったのは「死」が原因だ。自分の事を支えてくれた親が突然、自分の傍からいなくなってしまう。そこに残るのは虚しさだけだ。

 冷たくなった親が棺桶の中に眠っている。肌に触れ、その死を強く実感する。素直に生きてきた少年は涙を流し、母親の温もりの中で父親を見送った。少女は反抗期の中で散々罵倒してきた母親がいなくなって、悲しくも言葉に出たのは反対の意味を持つものだった。

 自分の心に反して、言葉に出てしまう感情に少女は悔やみ、自分の心に素直に生きてきた彼は空を見つめ、灰色の虚しい世界を送っていた。そして彼らは笑っていた。
 少年は母の温もりを感じて、両親の愛を受けて笑った。
 少女は自分の心に素直になれず、エゴに潰され笑うしかなった。

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