何度も予告を挟んで投稿が大変遅くなりました。
レイテ後篇アレンジ動画、漸く完成しました！
瑞鶴の生涯をテーマに、レイテイベントの全曲をアレンジしました。
海の上と海の底から見た、同じ光景と異なる光景、
何を護りたくて、何を護れなかったのか。
一隻の航空母艦の生き様に思いを馳せて頂ければ幸いです。
ある帰還兵の証言 00:00
累々たる死の肖像 第１楽章 歴史 00:34
累々たる死の肖像 第２楽章 意思 05:43
累々たる死の肖像 第３楽章 生命 10:17
Title：累々たる死の肖像（るいるいたるしのカリカチュア）
Original：出撃前夜、シブヤン海海戦、友軍艦隊！反撃開始、多号作戦改、鶴墜ちる海、暁の水平線に勝利を！、他（曲名は旧名称、暫定名称と異なる物があります）
Arrange：Hull 羽鳥風画 HIR
Vocal：片霧烈火 茶太 青砥雫
Chorus：片霧烈火 茶太 青砥雫 憐歌
Shout：HIR
Narration：目黒正季
Lyric：kyrie
Illust：アズモン 及川滲 LiLiTeA
Movie：LiLiTeA
この曲は➔のアルバムに収録されています https://empire-ensemble.net/caricature/
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・第1楽章－歴史－
嵐の海を越えて行けるの？ 幸運の女神は記憶の果て
（シズメ シズメ）
嵐の夜を抜けて会えるは 沈んで消え逝った 全ての記憶
空は澄んでいた 希望は見えていた
求めて追い縋って 此処まで来た
希望に満ちた時代は過ぎ去り、私達は新たな海を切り拓いてきた。
そしていま、どこへ辿り着こうとしているのか。
その事について、語ろう。
過酷な旅路に 多くを失って
幾多の死線を越え 辿り着いた
誰もが皆、分かっていた。
この長い旅路にも 終わり告げよう
美しいこの海も 見納めになるだろう
嵐の夜が訪れる また命が消えてく
私達は己の正しさに基づいて繋がっていた。それを信じて一緒に戦ってきた。
でも――嵐の夜は全てを 飲み込んだ
犠牲を切り捨て 躯を踏み越え
継いだ遺志を 抱いて
生き続ける 次へ繋ぐまで
仲間の声が木霊する 耳の奥 鳴り止まず
（海の底は冷たくて真っ暗だ）
（お前らはこんな所に私を閉じ込めようとする。だが私は何度でも蘇る）
（怒りは燃え上がり、憎しみが煮え滾る。お前達に奪われたものを奪い返す）
（誰からも忘れられるのが、どんな気持ちか教えてやる）
燃やせ命を 生き残る為に
希望を奪われぬ為
喉の奥が震え 血潮が煮え滾っている
（帰れると思うなよ 決して帰さないから）
闇から湧き出た悪夢が 呼び掛ける
お前の全てを寄越せと
（思い出せ 海の底で 苦しみと 悲しみを）
仲間が倒れ 矢が尽きても 私はまだ立ち上がれる
（もう誰も私を忘れやしない）
敵は目の前だ 血を拭え
死さえも越えて 戦ってみせろ
為す術無くとも 諦めるものか
絶望を超えて 蘇ってみせる
私が斃れても 灯火は消えない
死でさえも止められない
・第２楽章 －意思－
暗闇の底へと 暖かな 光射す
呼び声は 導いた 蒼い海へと
この海に この空に
再び生を受け 意思を持ち
（希望を）
同胞に囲まれて
使命を与えられ 前を向く
（灯せ）
失った 大切な何かを
探し出せ 取り返せ 絆を
（消えない 絆を）
空を見つめ 翳す掌が 震える
（守れずに こぼれてく 何もかも 怖かった）
果たせなかった 誓い
（轟いた 声が）
胸を突き 痛んで
（耳の奥 鳴り響く 傷つけて 掻き消して）
残された者達には
どれほど 涙が流れたろう
後悔と 未練ゆえに
（失われた 誇りと夢を）
私は帰って 来たのだろう
（取り返すため 生きろ）
祈り願う程に 光は遠ざかる
（無慈悲な夢）
魂に刻まれた
（運命は 繰り返す）
絆でさえも
（届かない願い）
彼方へと 突き進め
今度こそ 取り返せ
全てが終わった 記録の残滓でも
私はいま 此処に居る 生命として
絆取り返せ 軛を撥ね退け
（彼方へと 突き進め 今度こそ 取り返せ）
この翼が 動くなら 届く筈だ
（絶望を 振り切って 駆け抜けろ 未来へと）
怒り 嘆き 叫び 轟く声
全て消えていった
静かな海は ただ突きつける
喪失と孤独を
幾度喪っても
穏やかな終わりは 訪れず
奮い立て 二度と失わぬよう
痛み噛み締めて
もう一度 会えたことは
全てが奇跡 生きる意味だと
生きて立てるなら 守れる筈なんだ
（運命に 抗って 傷ついて 失って）
この翼が 折れたって 諦めない
（絶望を 撥ね退けて 守り抜け 生きる意味を）
大切なものを 守れる力を
この手の中に 掴むために
どんな地獄が待っていても この手を離さない決して
（彼方へと 突き進め 今度こそ 取り返せ）
繰り返す喪失の日々 乗り越えて 終わらせて 蒼い明日へ
（絶望を 振り切って 駆け抜けろ 新しい 未来へと）
（運命に 抗って 傷ついて 失って）
（絶望を 撥ね退けて 守り抜け 生きる意味を）
・第３楽章 －生命－
あなたが苦しんでいても
傍に居てやれない
目閉じれば木霊する
あなたの優しい声
全てが色褪せてゆくのを
ただ眺めていた
どうかあなたは生き続けて
私のこと 覚えていて
（耳の 奥に 響く その声が）
（遠く 細く いつも 悲しげで）
（祈り 願う 過去の 幸せな日々を）
（耳の 奥に 響く その声が）
（遠く 細く いつも 悲しげで）
（祈り 願う わたしに 生きてと）
（静寂は 咎め立てる）
（絆でさえ 護れなかった 自分自身）
救え 救え 未来へ 繋げ
嵐の海を越えて行けるの？
幸運の女神は記憶の果て
（シズメ シズメ）
嵐の夜を抜けて会えるは
沈んで消え逝った 全ての記憶
その海を越え その向こうへ渡り
まだ死になんて負けないから
（シズメ シズメ）
越えてゆくんだ 取り戻すんだ
守れなかった 全ての生命
怒りを燃やせ 生命を奪え
死を遠ざけ その手を伸ばせ
滾る憎しみ 麻痺した意志
悲しみさえ もう思い出せない
（戻る 戻る 戻れない）
（沈んで 沈んで 沈んで逝く）
（越えて行くんだ 未来の海に 繋げ 繋げ）
矛盾ばかりが 増えていくんだ
救いなど 何処にもなく
（神も 光も）
そして生命は また追い縋る
継いだ希望 繋げ繋げ
もう何も 聞こえない
弓落ちて 駆け抜けた
（君は 君は）
（明日 明日ヘ）
繋げ 繋げ
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