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【艦これMMD】海風・神風・白露でFaded

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《孤独の先に咲く花 5話 張り合い》

  この日、海風は誰よりも早く起きた。思い瞼をこすり、寝ぼけながらもふらつく足取りで洗面台へと向かう。海風は朝がとてつもなく弱く顔を水で洗っても睡魔が全然取れなかった。それでも部屋着から外着へと着替え、キッチンへと向かった。
 この日は学校が休みでも朝早くから生徒会の仕事があり家を早く出なければならなかった。休みの日ぐらいは2人のわがままを聞きながら穏やかに過ごしたかった。っとふてくされながらも作った軽めの料理を冷蔵庫の中に入れ、バックを片手に2階へと上がった。
 自分の部屋に何かを忘れた訳ではないが、強いて上げるのならば2人の寝顔だろう。お守りと言わんばかりに撮った写真をホーム画面に設定し学校へと向かう。
 日差しが照り付けるアスファルトは暑く、学校にたどり着いたときには汗が滝の様に流れていた。生徒会室に到着して直ぐに汗でスケスケになってしまった服を着替えてエアコンが直接あたる場所に寝転がった。
 休みの日で遅刻しまいと家を早く出すぎた為に予想よりも早くついてしまった。プリントもとっくにまとめあった為にやる事がなく、写真フォルダにしまってある山風と江風の写真を見ていた。遊園地で遊んだ時にとったジェットコースターに水族館でペンギンと戯れている写真など懐かしんでいた。
『おやおや~?生徒会長あろうものが何をしているのかな~?』

 横になり写真を見ている海風を見下ろすように話しかけてきたのは白露だった。海風とは毎回の様に一番を取り合い、一方的にライバル視しているためにこの日も時間の事を一切きにせず早々と学校へと登校してきた。服生徒会長の役職に属している。
 『あの娘達の写真を見ているの、時間になるまで貴女も何かしてれば』

 『じゃあ・・・』

 怪しげに海風のお腹を見つめた。写真に夢中になっている海風は白露の怪しげな行動に気が付いていない。手を怪しげに動かし、海風の服にゆっくりと手をかけた。

『それ!今日は何色だ!』

『あ!ちょっと!!なにすんの!』

 スカートのベルトを華麗に抜き取り、同時に釦も早業で取り外しその先に広がる光景を垣間見た。肌にぴったりとそった花柄の白い布に汗でてかった肌が白露の興奮度を高めて、自然とガッツポーズをとっていた。
 次の瞬間に海風の目にも見えない程の往復びんたをもろに喰らい床へと倒れこんだ。恥ずかしがりながらも江風達がいないことに安堵し、寝転がって頬を赤くしている白露の上に馬乗り状態になり、頬に手をかけた。

『今からあなたに制裁を与えます。何か言い残すことはありますかね?白露さん』

『わ、私は無実だ!だたそこに・・・桃源郷が広がっていたんです!』

『有罪!』

 あの白露でも苦手な事はある。その一つが海風による頬を引っ張る制裁と我慢の限界まで横腹をくすぐられることである。生徒会会議が始まる10分前まで生徒会室に白露の悲鳴と笑い声が響き渡った。

『あら~?ものすごい光景だけどどうしたの?』

 演劇部のオリジナル劇を考えて生徒会の部屋を開けたのは神風だった。そこには外を眺めている海風の足元で転がる不思議な光景だった。海風が何かを言い出そうと口を開こうとしたとき右手を前に差し出して待ったをかけた。
 神風はオリジナル演劇で何を出すか?色々思案しているうちに探偵ものや超人能力者けいなど考え練習の為に演じれる場所ではそれを演じるのだ。超能力者などはアニメなどで勉強をしている。

『ふむふむ・・・私の推移によると・・・乱れた服そして・・・乱雑に釦をはめたのが分かるずれたスカート・・・何かしらの理由で何かしらの凶器で白露ちゃんを殺めたのは海風ちゃんね!』

『私は生きてるよ~!』

『それに私からじゃなく、この馬鹿が私のスカートのベルトを取ったのが悪いのよ』

『別にいいじゃん!そこに桃源郷が広がってたんだからさ!』

『この口は何をやっても本当に懲りないわね!』

 海風と白露のじゃれ合いはいつもの事で神風は笑を浮かべてスマホを片手に写真を撮った。それと同時に神風は考えていた。白露が先ほどからか語る桃源郷とは何のか?考えお花畑の事だと理解し、鼻歌を奏でながら自分の席についた。神風は基本的に純粋な女性でいつも明るい事を考えている。その証拠に以前に白露が「攻めの反対は?」の質問に対して神風は「めせ!」と元気いっぱいに答えた。
 そんな神風が到着して数分して生徒会のメンバーが全員揃い先生を交えて、会議が始まった。内容は部活に関する事に今後の行事など様々な事を話し合った。その中でも少し時間がかかったのが同好会による出し物だった。海風の通ってる学校は同好会も多く、出し物も比例して多かった。その分場所取りの問題が生じて毎回半分近くの同好会が断念せざる負えない状況になっている。
 生徒会の顧問である「三笠先生」と様々な案を出し合い、そして実績や今までの出し物の内容など提案書を検討して絞っていくことになっている。そして決まった後は文化祭のテーマなど核となっていくものを決めていく。
 そして部活の出し物などの話に変わった。この時、江風から写真付きのメールが届いた。デート中の数多くのものでその中でも2人でアイスを食べ合ってる写真が目につき

『全く・・・唇につけちゃって・・・』

 思わず言葉にしてしまった。三笠にぐりぐりされながら叱られ、頭の痛みを感じながら会長として話を続けた。時計の針が2時を指した頃に会議が終わり、海風は何気なく校門前のベンチに腰を落とし空を眺めていた。

『空眺めてても今は積乱雲ないからラピュタは見えないよ』

『私はどっちかって言うとハウル派かな』

 部活もなく帰ろうとしていう海風を偶然に見かけ暇つぶし程度に話かけ、腰を下ろした。木陰に隠れたそこは風が吹き抜けると同時に木々の独特の懐かしさある匂いも吹き抜ける。その時に白露は自然と口が開いた

『今、山風ちゃん朝風ちゃん達といるみたいだよ。いかなくれもいいの?』

『これみて』

海風が見せたのは江風が送ってきた写真だった。初めは江風と山風の写真だけだったがそこから朝風達との写真も増えていた。その写真は一見してみれば微笑ましいものだが2人の心境はまったく別のものだった。

『やっぱり・・・笑ってないね。この転校してきた子大丈夫かな』

『朝風達もそんなに口が軽いわけじゃないから大丈夫だと思うよ・・・多分だけど』

『2人とも何話してるの!』

 木々の間から抜き足と気づかれぬようにこっそりと近づいてきた神風が背後から抱き着いた。そこで海風は朝露同様に写真を見せるも微笑ましい笑顔を浮かべるだけてある提案をだした。

『今からあたしの家に遊びにこない?この夏休みのバイトの話もしたいから!ね!』

2人は顔を見合わせ悩み、首を縦にふった。

『この神風お姉ちゃんについてきてくださいね!ふたりとも!』

 海風は溜息をつき神風の後をついていった。そしてその間に白露にあるメールを送っていた。
     「あの子にばれないようにね」

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