オンラインSNSの潮流とClubhouseそしてヴィルタナ
Facebookl、Twitter、Instagramで落ち着いたように見えたSNS業界だが、Clubhouseの登場で一気にオンラインSNSという別世界への扉が開かれた。
オンラインSNSはClubhouseの独断場で終わるのか?
共同通信で報道されたように
Facebookが音声でのオンラインSNSの開発に着手し、Clubhouseの追撃態勢に出たが、本来のFBの使い方とは乖離しているとの声が多い。Clubhouseが独走し、市場の独占体制に入る中、登場したのがヴィルタナだ。
Clubhouseの弱みとヴィルタナの特徴
Clubhouseが爆発的に流行した理由は「生の声が聴ける」という点だ。
その反面
- iPhoneでしか使えない
- 音声しか使えない
- 招待制のため自由に参加はできない
という使いづらさがある。
さらに日本での使用においては、英語表記しかないという点も問題だ。
一方、ヴィルタナは
- iPhoneだけでなく、Androidスマホ、Windows、さらにはタブレットにも対応
- 音声だけでなく、画像と文字も使える
- 招待制と言った障壁は無く、だれでも自由に使える
という作りになっている。
もちろん、完全無料で課金アイテムもない。
ヴィルタナの弱点
これはヴィルタナに限った話ではないが、オンラインSNSは「オンライン中の参加者で成り立つSNS」であるため、ログインしたものの自分が興味があるルームが無ければ参加できないし、作ったルームに興味を持ってくれる人がいなければ、ルームを作ったまま誰も入ってこず待ちぼうけになってしまう。
常に多くのユーザーが利用していて活況を保てるか否かがオンラインSNSの最大の課題となる。
ヴィルタナがこのブレークイーブンポイントを超えられるか否かが、避けられない大きな壁になるだろう。
明らかになってきたClubhouseの問題点
これはどういったSNSでも同じだが、Clubhouseでのモラルの無いユーザー問題が浮上している。
ひとつは録音の公開だ。
Clubhouseでは会話の公開を禁じているが、イーロン・マスク氏発言の録音が公開されてしまったことが大きな問題になっている。このほかにも有名人やタレントの会話を録音したユーザーによるyoutubeでの公開が世間をどよめかせた。
しかしながら、
「聞いたことをしゃべっちゃいけないという方が無理だろう」
「SNSなのだから、公になることが前提と考えて使うべきだ」
との声が多い。
Clubhouseではもうひとつの問題がフォーカスされている。
それは『炎上』だ。
Clubhouseはリアルタイムの音声だけのため、だれも話していないと無音状態になってしまう。
ひとは無音が続くと大きなストレスを感じるため、このストレスを回避しようと、発言が止まることを感じると誰かが話を始めるチェーントーク構造を創り出している。このため、よく考えずに焦って発言するため、他人を傷つけやすく、また自らの発言で他人から非難を受けてしまうのだ。
この点、ヴィルタナは画像が使えるため、無音がストレスにならず、和やかな雰囲気をキープできるという利点がある。
まとめ
日本初のオンラインSNSはClubhouseを超えるのか?
それは今後1~3か月にかかっているだろう。