『艦船図鑑動画』第２２回です。今回は、重桜（日本）所属 加賀型戦艦及び加賀型航空母艦１番艦の加賀さんを投稿しました。
「戦場に立てるのは、強き者だけだ！」という台詞でお馴染みの戦闘好きな彼女ですが、皆さんは彼女がどのように戦艦から空母に改造されたか、ご存知でしょうか？長門型戦艦の改良型である加賀型戦艦として建造された加賀さんと２番艦の土佐でしたが、『ワシントン海軍軍縮条約』により戦艦や空母の保有数を制限された重桜は、巡洋戦艦の天城型（天城さんと赤城さん）を空母化して加賀型以降の戦艦は破棄又は建造中止という決定事項で廃艦にされる運命にありました。妹の土佐は標的艦として沈められ、加賀さんの処分も迫る中、本人も「何の為に生まれて来たんだ・・・」と己の最期を嘆いていたかも知れませんね。
しかし、加賀さんの処分は中止になりました。それどころか、加賀さんは赤城さんと共に空母に改造される事になりました。
理由は、１９２３年９月１日に起きた『関東大震災』で天城さんが『竜骨』を破損する大破を起こして修復不可能になったので、廃棄処分されてしまったからです。天城さんの船体の一部は、加賀さんに組み込まれたと言われています。
空母となった加賀さんは、ある意味天城さんの意志も受け継いだかのように、赤城さんと『第一航空戦隊（一航戦）』を結成して、東煌（中国）との『上海事変』や『太平洋戦争』の始まりの『真珠湾攻撃』に参加する事になりました。その後も、ユニオン（アメリカ）やロイヤル（イギリス）との戦いである『ラバウル攻略』『セイロン沖海戦』等で勝利を収めていく加賀さんでしたが、１９４２年６月５日〜６日の『ミッドウェー海戦』でヨークタウン級航空母艦姉妹の攻撃に敗れて轟沈しました。
今まで勝利を手にしてきた加賀さんにとっては、この敗北は屈辱だったかも知れませんね。ちなみに、年下の赤城さんを『赤城姉様』と呼ぶ理由は、赤城さんが先に空母に改造された影響だと個人的に思います。
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3:18 戦艦加賀
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