『艦娘＆艦船図鑑』第３０回です。今回は、艦これとアズレンに登場する吹雪型駆逐艦２番艦の白雪ちゃんを投稿しました。
艦これの方は、姉の吹雪ちゃんと同じく真面目な優等生ってイメージが強いですが、アズレンの方はゆるふわな感じになっています。そんな白雪ちゃんは、１９２８年３月２０日に進水し、同年８月１日に『第３６号駆逐艦』から『白雪』の名前を命名されました。
１２月１８日に竣工すると、吹雪ちゃんや３番艦の初雪ちゃん、４番艦の深雪ちゃんと共に『第１１駆逐隊』を編制しました。１９３１年に吹雪ちゃんが『第２０駆逐隊』に異動すると、第１１駆逐隊は白雪ちゃんと初雪ちゃん、深雪ちゃんの３隻の編制になりましたが、１９３４年の６月２９日に演習中に深雪ちゃんが暁型駆逐艦４番艦の電と衝突事故を起こして沈没したため、しばらくは初雪ちゃんと２隻体制を取りました。
１９３６年には年末の編制変更で吹雪ちゃんが再び第１１駆逐隊に復帰して３隻体制に戻りました。１９３７年になると白雪ちゃん達は『日中戦争』が勃発すると、上海への上陸や『杭州湾』への上陸、『北部仏印進駐作戦』等に参加しました。
１９３９年には第１１駆逐隊は蒼龍型航空母艦１番艦の蒼龍と飛龍型航空母艦１番艦の飛龍と共に『第二航空戦隊（通称 : 二航戦）』を編制しました。１９４０年１０月１１日には『紀元二千六百年特別観艦式』に参加し、同年年末に『第三水雷戦隊（通称 : 三水戦）』に異動しました。
１９４１年９月１２日には第１１駆逐隊は当時最新鋭空母である翔鶴型航空母艦１番艦の翔鶴さんや２番艦の瑞鶴と共に『第一航空戦隊（通称 : 一航戦）』に編制される予定でしたが、その計画は実現されず、戦争中は第１１駆逐隊は空母機動部隊に編制されず、翔鶴型もその当時の一航戦であった赤城型航空母艦１番艦の赤城さんと加賀型航空母艦１番艦の加賀さんが戦没するまでは『第五航空戦隊（通称 : 五航戦）』に所属する事になりました。同年１２月８日に『太平洋戦争』が勃発すると白雪ちゃん達は同月９日の『マレー沖海戦』に参加し、イギリス海軍の『Ｚ部隊』の追撃を行ないますが、翌日の１０日に『海軍第二十二航空戦隊』の壊滅したため、目立った活躍が出来ませんでした。
１９４２年１月２７日の『エンドウ沖海戦』ではイギリス海軍の駆逐艦『サネット』を撃沈し、オーストラリアの駆逐艦ヴァンパイアを撃退する功績を残しました。この時にサネットの生存者を救助した際に勝ち戦の余裕もあってかかなり生存者を優遇しましたが、白雪ちゃん自体もこの海戦で僚艦の誤射かは不明で集中砲火を受けて危険な目にあったとされています。（乗組員１名が機銃弾で重傷）
同年３月１日の『バタビア沖海戦』ではアメリカ海軍の重巡洋艦ヒューストンやオーストラリア海軍の軽巡洋艦パースを撃沈するという功績を残しました。同月１０日には『第１２駆逐隊』から異動してきた５番艦の叢雲を迎え入れて新生第１１駆逐隊を編制します。
ここまで勝ち戦を経験する白雪ちゃんですが、６月５日〜６日での日本海軍の負け戦となる『ミッドウェー海戦』では目立った功績を残す事が出来ませんでした。その後の『ガダルカナル島の戦い』等では輸送任務を主に起こしました。
１０月１１日〜１２の『サボ島沖海戦』では日本海軍が得意とする野戦でアメリカ海軍に敗北し、吹雪ちゃんと古鷹型重巡洋艦１番艦の古鷹が撃沈され、叢雲も古鷹の救助中に空襲で大破航行不能に陥ったため、白雪ちゃんは叢雲を雷撃処分しました。大切な姉妹を失った白雪ちゃんは同日に『吹雪型駆逐艦』から『白雪型駆逐艦』へ改名された艦種のネームシップとして姉妹達の想いを託される事になりました。
その後は『第三次ソロモン海戦』等を初雪ちゃんと共に任務を遂行しますが、１９４３年３月３日『ビルマルク海海戦（ダンピールの悲劇）』で白雪ちゃんはアメリカ軍の航空機の反跳爆撃で撃沈されました。この海戦では、その他の輸送船団も撃沈され、漂流する兵士達も機銃で惨殺されて辺り一面血の海になったと言われていたらしいです。
その後『白雪型駆逐艦』は初雪ちゃんをネームシップとする『初雪型駆逐艦』に同年４月１日に改名されました。戦争の序盤は勝ち戦、輸送艦隊の旗艦を務める等白雪ちゃんも吹雪ちゃんに負けないくらい武勲艦ですよね。
だから、艦これの白雪ちゃんの改二を運営さん是非お願いします！！（≧∇≦）
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